認知症の予防はいつから?大切な人が認知症にならないためにできること

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認知症予防いつから

両親が高齢になってくると、「認知症」にならないか気になってくるのではないでしょうか。

 

高齢の両親が認知症になって、水道の閉め忘れ、火事、徘徊などで、ご近所さんに迷惑をかけないか、詐欺、訪問販売などの被害に遭わないかなど、心配はつきません。

 

「最近、もの忘れが多くて・・・」と聞いただけで、もしかして認知症!?と思ってしまうかもしれません。

 

認知症は早期発見、早期治療で症状の進行を抑えたり、症状を改善できます。

 

認知症を予防するには認知症について知ることが大切です。

 

この記事を読んで頂くと、認知症の予防対策についての情報も知ることができます。

 

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認知症はなぜ起こるの?

認知症予防いつから認知症は、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、脳内に特殊な異常タンパク質が増加、蓄積して脳にダメージを与えてしまい、さまざまな障害を起こしてしまうことです。

 

認知症=高齢者と思う方が多いと思いますが、40代、50代の方や早ければ高校生でも発症する可能性はあります。

 

認知症になる原因としては、糖尿病や歯周病、肝臓病や脳梗塞、アルツハイマー病やパーキンソン病などの病気が考えられています。

 

認知症の初期症状に多いのが“もの忘れ”などの記憶障害で、視覚、注意力、妄想など徐々に広範囲な障害へと進行していきます。

 

老化による物忘れと認知症による物忘れの違いについて、コチラの記事で詳しく解説しています。

 

認知症とは?わかりやすく認知症と物忘れの違いを解説!

 

認知症になりやすい人なりにくい人がいるって本当!?

アメリカのフロリダ州立大学の研究者が、6年間で11,181件実施した認知機能測定について分析した調査研究で、認知症になりやすい人、なりにくい人の特徴が発表されているのでそれぞれの特徴についてみていきますね。

 

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認知症になりやすい人の特徴

認知症になりやすい人の特徴は、以下になります。

・協調性がない人
・イライラしやすい人
・気にしやすい人
・不安になりやすい人
・敵意を抱きやすい人
・抑うつ的な人
・自意識が強い人
・衝動的な人
・傷つきやすい人

 

認知症になりやすい人は、他人とのコミュニケーションが上手くなく、孤立しがちで、些細なことで感情を爆発させたり、自分中心で物事を考えている人のようです。

 

また、他人の目を気にしたり、物事をついつい深く考え込んでしまったり、ストレスに弱い人もなりやすいようです。

 

このように、周囲と馴染むことができない、人の目を気にしすぎなどで、自宅に引きこもりがちになってしまい、外出する機会が減り、日常生活や社会生活に影響が出るようになってしまいます。

 

認知症になりにくい人の特徴

認知症になりにくい人の特徴は、以下になります。

・責任感がある人
・自分をコントロールできる人
・勤勉に働く人
・他人の意見を取り入れられる人
・活動的に行動できる人
・新しいことにチャレンジして学び続ける人

 

認知症になりにくい人は、責任感があって勤勉に働き、自分をコントロールでき、家族や周囲の人と協調でき、活動的な人のようです。

 

このように、家族や周囲の人と良い人間関係が築けているので、何かあっても助けてもらえたり、さまざまな仕事や役割を任せてもらえるので、日常生活や社会生活も楽しく送ることができます。

 

認知症の予防はいつからすればいいの?

認知症になりやすい人、なりにくい人の特徴は分かったけど、認知症の予防はいつからすればいいのでしょうか?

 

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認知症を予防するには?

認知症になる原因の病気は、糖尿病や歯周病、肝臓病や脳梗塞など、いわゆる生活習慣病になります

 

生活習慣病は、食事や運動、飲酒や喫煙、ストレスなどが原因で発症するといわれています。

 

認知症を予防するには、原因になる生活習慣病を発症しないようにすることで、今すぐ生活習慣を見直すことが大切です。

 

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認知症にならない生活習慣

認知症にならないように生活習慣を見直していきましょう。

 

食生活の見直し

暴飲暴食は避けて、野菜や果物をよく食べてビタミンCやビタミンE、βカロチンを摂取するようにする。

 

魚を食べてDHAやEPA、赤ワインを飲んでポリフェノールを摂取するようにする。

 

運動習慣の見直し

週に3日以上、ジョギングや水泳、エアロビクスやサイクリングなどの有酸素運動をするようにする。

 

対人接触習慣の見直し

家にこもらず、外出して人との付き合いをするなど、他人と交流するように心がける。

 

知的行動習慣の見直し

脳を活発にする行動として、文章を書いたり、本を読んだり、ゲームをするなど、脳の活動を活発にするように心がける。

 

博物館や美術館などに行って、非日常的な空間で新たな刺激を感じるようにする。

 

睡眠習慣の見直し

生活リズムを整えて、睡眠不足や不眠にならないようにして、起きてから2時間以内に太陽の光を浴びる。

 

また、可能であれば30分以内の昼寝をする。

 

まとめ

ここまで、認知症になぜなるのか、認知症になりやすい人なりにくい人、認知症を予防するには、認知症にならないように生活習慣を見直しことについてみてきました。

 

認知症の予防はいつからするからではなく、今すぐに生活習慣を見直して、認知症になる原因の生活習慣病にならないようにすることです。

 

また、認知症は早期発見、早期治療で症状の進行を抑えたり、症状の改善ができます。

 

家族の認知症を認めたくないという気持ちが治療を遅らせると、その後の人生が大きく変わってしまうことになります。

 

認知症を予防することは、介護の予防だけではなく、生活の質の向上にもつながります。

 

老後の人生を豊かに過ごすためにも、日ごろから生活習慣の見直しを意識しながら生活してみてくださいね。

 

 

今回は「認知症の予防」について紹介してきましたが、
「危険なスマホ認知症」についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。

 

⇒認知症は高齢者だけではない!危険なスマホ認知症の診断テストと改善方法とは

 

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カテゴリ:認知症  [コメント:0]

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