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国民皆年金制度が導入されている日本では、20歳から60歳までは必ず国民年金に加入しています。
また、会社員や公務員などの人は厚生年金にも加入しているので、国民全員が年金定期便を受け取ることになります。
年金定期便には、年金の加入状況や受け取れる年金額の見込みが分かるのですが、見方がよく分からないですよね。
よく見方の分からない年金定期便ですが、写真を撮るだけで簡単に年金がいくらもらえるか分かる方法があります。
西日本シティ銀行が提供している「撮るだけねんきん試算」というサービスを使えば写真を撮るだけで簡単にもらえる年金額が分かります。
この記事では、撮るだけねんきん試算の利用方法や年金定期便についてみていきましょう。
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年金定期便とは
年金定期便(ねんきん定期便)とは、それまでの年金の加入状況やもらえる年金額の見込がわかる大切な書類です。
年金定期便は基本的にはハガキで送られてくるのですが、年齢別によって送られる書類の形状が変わります。
【35歳・45歳の人】:封書
【50歳未満の人】:ハガキ
【50歳以上の人】:ハガキ
【59歳の人】:封書
封書もしくはハガキで送られてくる年金定期便の書類は、受け取ったら記載内容などに間違いがないかを確認して、無くさないように必ず保管するようにしてください。
もらえる年金が分かる方法は?
もらえる年金額を知る方法は、日本年金機構が運営している「ねんきんネット」か「撮るだけねんきん試算」の2つの方法があります。
いづれかの方法を使えばもらえる年金額は分かるのですが、それぞれにメリットデメリットがあります。
撮るだけねんきん試算とねんきんネットのデメリット
【撮るだけねんきん試算のデメリット】
・もらえる年金額の目安しか分からない
【ねんきんネットのデメリット】
・“老齢年金”の金額しか試算できない
・利用するには登録が必要→メールアドレスが必要
・試算するときに、年金定期便と基礎年金番号が必要
・年金定期便に記載されている“アクセスキー”が必要
撮るだけねんきん試算とねんきんネットのメリット
【撮るだけねんきん試算のメリット】
・“老齢年金”、“障害年金”、“遺族年金”がまとめて試算できる
・利用登録は不要で、スマホと年金定期便だけで試算できる
【ねんきんネットのメリット】
・もらえる“老齢年金”の見込がより詳しくわかる
年金ネットでできることって何?今話題の年金ネットを活用する4つのメリット
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撮るだけのねんきん試算の使い方
撮るだけねんきん試算はパソコンやスマホのどちらからでも利用は可能です。
ただ、パソコンだと年金定期便を撮った画像を取り込む必要があるので、簡単に試算したい方はスマホを利用するようにしてください。
年金定期便を撮影する前に入力する情報は7つで選択するだけなので、30秒もあれば終わちゃいますよ^^;
【選択する情報】
・年齢
・性別
・職業
・年収
・配偶者年齢
・18歳以下の子ども
・年金定期便の様式
撮るだけのねんきん試算の使い方~パソコン編
まずは、撮るだけ年金試算にアクセスしてください。
まずは、「START」をクリックして、試算に必要な7つの情報を選択して、「次へ」をクリックしてください。
パソコンの場合は、上記の情報を選択して、「撮影せずに入力する」をクリックして、年金定期便の情報を10項目入力して、「結果を見る」をクリックするともらえる年金の見込額が分かります。
試算結果の「老後を迎えたら」の右横にある「詳細を見る」をクリックして、「老後を迎えたら」タブの「受給開始年齢70歳」にチェックを入れると、70歳時点のもらえる年金の見込額も分かります。
撮るだけのねんきん試算の使い方~スマホ編
まずは、撮るだけ年金試算にアクセスしてください。
まずは、「START」をタップして、試算に必要な7つの情報を選択して、「次へ」をタップしてください。
試算に必要な7つの情報が入力できたら、「カメラを起動する」をタップして、年金定期便の写真を撮影してください。
撮影が終わると確認画面になりますので、問題がなければ「次へ」をタップして、読み取り内容を確認して問題なければ、「結果を見る」をタップすると、もらえる年金額を確認することができます。
試算結果の「老齢年金 受給額は」の下にある「詳細を見る」をタップして、「受給開始年齢70歳」にチェックを入れると、70歳時点のもらえる年金の見込額も分かります。
パソコンで見ている方はスマホやタブレットからすぐにアクセス!
まとめ
ここまで、撮るだけねんきん試算の利用方法や年金定期便についてみてきました。
撮るだけねんきん試算を利用すれば、簡単にもらえる年金額の見込みが分かりますが、より詳しく年金の試算をするには、ねんきんネットを利用することをおススメします。
どのくらい年金がもらえるのかを概算でもいいので知っておくことは大切です。
事前にもらえる年金額を知っておくことで、自分にとって老後に必要な備えがいくら必要なのかが分かります。
簡単に試算できるサービスを使って老後のリスクに備えてみてはいかがでしょうか。
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