介護保険でユニットバスへの住宅改修はできるの?対象部分の按分(あんぶん)と必要書類について解説!

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この記事では、介護保険を使ってのユニットバスへの住宅改修と按分について紹介しています。

 

昔ながらの浴室は、段差が多く、床や壁にタイルが使われていて、

 

「床の段差につまづいて、コケたらどうしょう・・」

 

「床のタイルは冷たく、滑りそうで・・・」

 

と介護が必要な人にとっては不安に感じている人は少なくありません。

 

 

ユニットバスは、天井・床・浴槽・壁などを予め工場で作ったものを現場で組み立てる浴室のことで、セットで販売されています。

 

ただ、介護保険の住宅改修で対象になるのは一部分で、ユニットバス全体に介護保険は適用されません。

 

この記事では、ユニットバス工事の按分について解説していますので、介護保険を使ってユニットバス工事を考えている人は参考にしてみてください。

 

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介護保険を使ってユニットバスに住宅改修できる?

介護保険は介護が必要な状態になった人を対象に、その人らしく自立した生活ができるように、さまざまな医療や介護、福祉サービスが提供されていて、住宅改修も上限20万円ではありますが、介護サービスの一つになります。

 

介護保険を使ってユニットバスに住宅改修できる?と考える人もいると思いますが、

結論から言いますと、工事費の一部分には介護保険は適用されるので、住宅改修は可能になります。

 

ユニットバスは、天井・床・浴槽・壁などを予め工場で作ったものを現場で組み立てる浴室のことで、セットで販売されています。

 

ユニットバス工事で介護保険が適用されるのは、床・浴槽・扉に対してだけになり、

その部分が介護で必要であること、その部分の工事がどのくらいになるのかを明示する必要があります。

 

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工事費用の按分(あんぶん)について

按分とは、特定の数量を基準にして、比率を算出して、

その比率に応じて金額や分量を振り分けることです。

 

ユニットバス工事に割り振られていて按分は以下になります。

 

①ユニットバス全体の組立て施工費を税抜き標準価格の10%を目安として算出します。

 

 ※税抜き標準価格とは、メーカーが表示した小売価格で、

  オプションや付属品が含まれていない基本となる一般的な価格のことです。

 

②上記の①で算出したユニットバス全体の組立て施工費に

 下記の工事別按分率をかけて算出します。

 

【介護保険対象】  床  :20%

          浴槽:15%

          扉  :10%

 

【介護保険対象外】 壁  :20%

          天井:15%

          器具:10%

 

ユニットバス施工費の算出参考例

ユニットバス施工費の算出方法については下記の参考例を参考にしてください。

 

【計算式】

 

ユニットバス全体の組立て施工費=税抜き標準価格×10%

 

対象部分の組立て施工費=ユニットバス全体の組立て施工費×対象部分の按分率

 

※これらの金額で1円未満は切り捨てになります

 

例として、ユニットバスの税抜き標準価格を700,000円とした場合

 

ユニットバス全体の組立て施工費=700,000円×10%=70,000円

 

対象部分(浴槽)の組立て施工費=70,000円×15%=10,500円

 

このように、ユニットバス全体を床、浴槽、扉、壁、天井、器具等、箇所ごとに分けて、

費用に按分率を掛けて算出して、工事費用の内訳書を作成します。

 

この際、工事費用の内訳書は、ユニットバスにするのにかかる全体の工事費と

介護保険の対象になる工事費が分かるようにしなければなりません。

 

くれぐれも、工事費用の内訳書に「ユニット工事 一式」とは

記載しないようにしてください。

 

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ユニットバスに住宅改修するとき必要な添付書類

ユニットバスに住宅改修するとき必要な添付書類に工事費用内訳書がありますが、

この工事内訳書にも添付する必要がある書類があります。

 

それは、ユニットバスメーカーの内訳書もしくは、品番、仕様、図面、標準価格の記載があるパンフレットです。

 

後、工事内訳書に書かれている工事内容について、住宅改修する必要がある理由が書かれた理由書です。

 

住宅改修をする理由が書かれた理由書と工事内訳書が一致していないと、介護保険の対象として申請することができないので注意が必要です。

 

下記に理由書に記載する理由と改修の種類などを記載した表を添付しますので、参考にしてみてください。

 

住宅改修に必要な理由書は誰が作成してくれるのか?

コチラ↓の記事で詳しく解説しています。

 ⇒住宅改修に必要な理由書の作成者は誰?理由書にかかる費用と作成手順を解説!【記入例あり】

 

介護保険を使ってユニットバスに住宅改修のまとめ

ここまで、ユニットバス工事の按分について解説してきました。

 

まとめると、以下の4点になります。

  • ユニットバス工事は介護保険の対象になるが、工事費の全額支給はない
  • ユニットバス全体の組立て施工費に各部分の按分率を掛けて計算される
  • 工事内訳書には、メーカーの内訳書又はパンフレットが必要
  • 工事内訳書と理由書の内容は一致させておくこと

 

残念ながら介護保険の住宅改修では、支給限度額の上限が20万円と決められているので、

ユニットバスの工事費用をすべて負担することはできません。

 

ただ、自治体によっては介護保険と併用できる住宅改修を補助する制度があるので、

金額が高いからと言って諦めずに市区町村の窓口、ケアマネージャー、地域包括支援センターなどに相談するようにしてくださいね。

 

 

介護保険と住宅改造費助成についてコチラ↓で詳しく解説しています。

 

 ⇒介護保険と住宅改造費助成を使うと住宅改修費用が抑えられる!?得する助成制度を徹底解説

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