
この記事では、介護保険を使った和式から洋式便器の取替えとアコーディオンカーテン取付け工事について紹介しています。
住宅改修工事をする前には、図面などで工事の内容を説明してくれますが、
ほとんど人は建築について知識が少ないので、いまいちピンときていないのではないでしょうか。
この記事では、和式便器から洋式便器への交換と、洗面所の気密と防音を兼ねた垂れ壁を作り、その下にアコーディオンカーテンを取り付ける工事について、実際の写真を交えながら紹介しているので、工事の様子がよくわかるようになります。
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O様邸~工事内容


工事前までは上記の写真のように、和式便器を洋式に変える簡易洋式便座設置して使用していました。
この便座は和式便器の上に置くだけなので、便座からの立ち上がりに適した高さになっていなくて、毎回、トイレでの立ち上がりが施主様にとって苦痛になっていました。
実際にO様邸の床から便座までの高さを測ると35cmになっていて、
床から便座までの標準的な高さの40cmより5cm低くなっていました。
また、トイレの前にある洗面所と廊下の間仕切りにカーテンがつけられていたのですが、
気密性、防音性などに問題がありました。
これらの状況から今回は、トイレの便器を和式から洋式便器への交換と、洗面所の天井に垂れ壁を作って、その下にアコーディオンカーテンを設置する工事になりました。
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トイレの便器交換
まずは、既存の便器とトイレの床を壊していきます。
床を壊して既存の排水配管の位置を新しい便器を取り付ける位置に微調整します。
給水は壁掛け式の手洗い付きタンクを使うので、既存の壁給水位置を再利用します。
床下の配管が終われば、新しい床と壁の一部を木材を使って下地を作っていきます。
次に壁にウォシュレット用の電源コンセントを設置し、床にクッションフロアを貼り、
壁の一部に化粧ベニヤを貼り仕上げていきます。
最後に新しい便器、手洗いタンクを設置して、通水テストと水漏れの確認をして、
工事の完了になります。


アコーディオンカーテンの設置
まずは、洗面所の天井に垂れ壁用の下地を作っていきます。


出来上がった垂れ壁下地に化粧ベニヤを貼っていきます。
最後に垂れ壁の下にアコーディオンを取り付けて工事は完了になります。


介護リフォームのまとめ
ここまで、介護保険を使った和式から洋式便器の取替えと
アコーディオンカーテン取付け工事について紹介してきました。
今回の工事のポイントは、以下の2点になります。
床から便座までの高さを変えることで、立ち上がりが楽になったこと
垂れ壁を作ってアコーディオンカーテンを設置したことで、気密性、防音性とプライバシーが保てるようになったこと
介護保険を使ってトイレの改修工事を考えている人は、
参考にしてみてくださいね。
今回は「和式から洋式便器の取替え」について紹介してきましたが、
「住宅改修で敷居を撤去して段差を解消する工事」についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。
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