
昔に建てられた家のお風呂は、壁や床にタイルを使い、出入り口の扉は開き戸が一般的でした。
お風呂の開き戸はお風呂側に開くように取付けられているので、お風呂から出るときには、身体をよけないと扉を開けることができません。
そんな開き戸ですが、若いころには何も思わなかったでしょうが、年齢を重ねるごとに身体は老化していき、開き戸での出入りが負担になってしまいます。
この記事では、お風呂の開き戸を折れ戸に交換する工事の施工事例を写真付きで紹介しています。
今回紹介する施工事例は、元々の扉枠の角が丸くなっていて、宇宙船の出入り口のようになっている特殊な開き戸で、このような特殊な扉でも開き戸から折れ戸に交換することができるという施工事例になっています。
お風呂の扉を開き戸から折れ戸にしたいけれど、変わった扉だからできないのでは諦めている人の参考になればとご紹介しています。
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Y様邸の工事内容は
Y様邸は、昔に建てられた市営住宅で、壁と天井は樹脂製のパネルが使われていて、床面は升のような形をした防水パンが使われています。
写真を見てもらったら、扉枠の角が丸くなっているのがわかると思います。
この宇宙船の出入り口のような開き戸から折れ戸に取り替えるのが今回の工事になります。
洗面脱衣室とお風呂には段差があるので、この段差も無くせればいいのですが、床面に升のような形をした防水パンがあるのですが、防水上、段差を切っての段差解消をすることができません。
今回の工事の目的は、お風呂の扉を開き戸から折れ戸に取り替えて、身体が前後しにくくして、出入りの負担を下げることになります。
介護保険を使って浅型浴槽を交換した工事についてはコチラ↓ ↓ ↓
介護保険を使って浴室をリフォーム【写真付き事例】浅型浴槽に交換
お風呂の扉交換工事
お風呂の扉交換工事ですが、まずは既存の開き戸と扉枠を外していきます。
次に新しく取り付ける折れ戸は四角形になっているので、丸くなっているところを切って、90度になるように角を造ります。
角が造れたら、新しく取り付ける折れ戸の扉枠を取り付け、折れ戸本体を取り付けます。
取り付けた折れ戸本体の動きに問題がなく、スムーズに開け閉めができるのを確認出来たら、枠周りの補修に取りかかります。
折れ戸のお風呂側は、扉枠と壁との間にすきまができているので、水が入らないようにコーキングを使って補修を行います。
逆側の洗面脱衣室側は、写真のようなすきまが、枠の周りにできています。


洗面脱衣室側のすきまは、扉枠と同じアルミ色のL型になった材料を使って補修をしていきます。


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ここまでの作業時間は、約2時間くらいで、午前中に工事をさせて頂ければ、その日の夜からお風呂に入ることができるようになります。
まとめ
このようにお風呂の扉が宇宙船の出入り口のような特殊な形をしたものだったのですが、このように四角い折れ戸を取り付けることができます。
ですので、お風呂の扉が開き戸で、出入りに負担を感じている・・
また、お風呂の扉が変わった形だから折れ戸にできないのではと諦めている・・
というときは、まずはケアマネージャーさんや地域包括支援センターなどで相談してみてください。
折れ戸に交換することで、住み慣れた家で、より自立したあなたらしい生活が送れるようになりますので。
今回は「お風呂の扉を開き戸から折れ戸」について紹介してきましたが、
「介護保険でユニットバスへの住宅改修」についても
以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。
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