【実例】風呂と洗面所の介護リフォームを介護保険と住宅改造費助成を使って工事しました

目安時間:約 8分

脳梗塞で右半身不随になった母が退院する前に、実家の介護リフォームをしようと、見積もりを依頼したら86万円---!!!(@_@)

 

工事の内容は、風呂や洗面所、キッチンやトイレ、部屋や廊下、玄関や玄関から屋外とさまざまなところを工事するので、この金額は仕方ないのかなぁと思っていましたが・・・

 

見積もりをしてもらった介護ショップさんから教えてもらった方法を使えば、1割くらいの費用を負担するだけで、工事ができることがわかったのです。

 

教えてもらった方法とは、介護保険と住宅改造費助成を併用して申請するという方法でした。

 

この記事では、介護リフォームの見積もりが86万円だったのに、介護保険と住宅改造費助成の補助金申請をして、1割の自己負担分の87,000円だけ支払って完成した、実家の介護リフォーム工事の風呂と洗面所の工事について解説しています。

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風呂と洗面所の介護リフォーム~工事内容

介護保険と住宅改造費助成の補助金申請をして、実家の介護リフォーム工事の風呂と洗面所の工事内容についてお伝えする前に、介護リフォームの全体像を見てもらった方がいいので、まずは、こちらの記事を確認してみてください。

 

介護保険と住宅改造費助成を使うと住宅改修費用が抑えられる!?

得する助成制度を徹底解説

 

もう、読んでるよ!という方は、このまま読みすすめてください。

 

風呂と洗面所の介護リフォームの内容は、風呂に樹脂製の縦手すりを1本と洗面所の敷居撤去になります。

 

工事の見積もりは、以下をクリックして確認してください。

 

風呂と洗面所の見積もりはコチラ⇒

 

住宅改造費助成では、風呂と洗面所の改修工事にかかる費用のうち、450,000円が限度額の上限になっていたのですが、風呂の樹脂手すりと洗面所の敷居撤去だったので、今回の工事費用は57,808円でした。

 

※この費用は、施工する条件や面積、工事内容や材料単価、労務費などにより変わります。

 

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風呂と洗面所の介護リフォーム~工事詳細

風呂と洗面所の介護リフォームの内容は、風呂に樹脂製の縦手すり1本と洗面所の敷居撤去でしたが、ここからはそれぞれの工事についてもっと詳しくみていくことにします。

 

洗面所の段差解消

洗面所の段差解消は、敷居撤去と扉の下桟付け足しと補修、12mm用スロープの取付けになります。

 

【工事前】

 

洗面所敷居撤去前

 

写真を見てもらえるとわかるように、幅の広い敷居があって、キッチンと洗面所の床の高さがそれぞれ違っていて、洗面所の床の方が、キッチンよりも高くなっていました。

 

工事の手順としては、洗面所の床に合わせるために既存の敷居を撤去して、新たに幅の狭い敷居を取付けます。

 

次に、12mm用スロープを取付け、新しい敷居と扉の下にすきまができるので、そのすきまを無くすために扉の下に桟を付け足し、扉の枠に戸当たりをつけます。

 

最後に、新しい敷居、扉の下桟、戸当りに色を塗って完成です。

 

【工事後】

 

風呂の手すり

風呂の手すりは、水にぬれても大丈夫な樹脂被覆製の手すりを使っていて、長さは600mmのI型で縦手すりとして取付けます。

 

【工事前】

 

風呂手すり

 

今回、使っている手すりは、樹脂で被覆されたUB(ユニットバス)後付けタイプという手すりを使っていて、固定するネジや金属部分はステンレス製なので、錆びる心配がありません。

 

また、UB後付タイプの手すりは、TOTO製で、片側に8か所、両側で16か所に下穴をあけて、ビスで固定するタイプの手すりになります。

 

取付ける前に、利用者さんと一緒に手すりの位置を決めて、テープなどでマーキングをしてから作業を行うのが通常なのですが、母がまだ入院中だったので、事前に一時帰宅したタイミングで手すりの位置はマーキングしていました。

 

母の身長に合わせた手すり高さは、風呂の床から手すりの下端迄が700mmの位置で、下穴をあけて、下穴の周りをシリコン系コーキングで塗ってから、手すりをビスで1本づつ固定していきます。

 

作業後は、ビスの緩みが無いかを確認するために、実際に手すりを持って確認をしています。

 

【工事後】

風呂と洗面所 介護リフォームの注意点

風呂と洗面所の介護リフォームで注意することですが、今回行った工事について利用者さん目線で書いていますので、利用者さんはチェックポイントして、施工後に確認するようにしてください。

 

【チェックポイント】

 

新しく取付けられた敷居を踏んで、がたつきなどが無いかを確認する

 

新しく取付けられた敷居に足を滑らせて、引っかかりなどが無いかを確認する

 

扉を開閉して、敷居と当らないか、扉がきちんと閉まるかを確認する

 

取付けられた手すりの高さが適切かを確認する

 

取付けられた手すりにがたつきなどが無いかを確認する

 

まとめ

ここまで、介護リフォームの見積もりが86万円だったのに、介護保険と住宅改造費助成の補助金申請をして、1割の自己負担分87,000円だけ支払って完成した、実家の介護リフォーム工事の風呂と洗面所の工事についてみてきました。

 

介護リフォームをする前に、風呂をユニットバスにリフォームしていたので、風呂は手すりだけで、洗面所は敷居撤去だけで済んだので、それほど費用はかかることはありませんでしたが、住宅改造費助成では、風呂と洗面所の改修費用の限度額を450,000円でみていました。

 

実際、タイル貼りの風呂からユニットバスにリフォームするとなると、かなり高額な費用がかかってしまうので、住宅改造費助成を使って少しでも負担が軽くなるように、市区町村の窓口や地域包括支援センター、ケアマネージャーや介護ショップなどで相談をするようにしてください。

 

 

今回は「風呂と洗面所の介護リフォーム」について紹介してきましたが、
「入院中の介護保険を使った住宅改修」についても以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。

 

⇒入院中に介護保険の住宅改修はできる?申請の流れと悪化したときの注意点

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