
訪問介護のヘルパーとして働く際、不安を感じるのが利用者の食事の料理です。
「洗濯や掃除はできるけれども、料理だけはは自信がない」というヘルパーさんは、たくさんいらっしゃいます。
今回は、訪問ヘルパーは料理ができなくてはいけないのか、できない場合はどうしたら良いのか、ということについて調べてみました。
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訪問ヘルパーは料理ができなくてはいけないのか
訪問ヘルパーは介護のプロであるという視点からすれば、料理ができなくてはいけません。
利用者の日常生活を支援する上で、“食”は非常に大切な要素です。
ケアプランに「料理」が含まれている場合は、それを提供しなければなりません。
訪問介護の調理では、栄養バランスを考え、利用者の食べる能力に応じて、食べ物をちょうど良い大きさに切ったり、固さを調節したりします。
とても難しいように聞こえますが、そこまで難しく考える必要はありません。
次に、料理が苦手な場合をどうしたら良いのかについてポイントを3つに絞って解説します。
①同じメニューを使い回す
料理が苦手な場合の解決策の一つとして、ごはん・煮物・味噌汁・漬物かおひたしといった和食の定番メニューを覚え、使い回すことが挙げられます。
和食だと栄養のバランスも良くヘルシーでありながら、高齢者の好みにも合う場合が多いからです。
また、カレーやシチューなど、味が大体決まっていて、野菜も含まれ、簡単にできるものもおすすめです。
ネットが発達している現代では、簡単にレシピを調べることもできますし、自宅で作ってみるのも良いでしょう。
②利用者に好みを聞いてみる
利用者に好きなメニューを選んでもらい、それを何回か使い回すことが挙げられます。
利用者の好みを聞いておくことで、料理に関するクレームを予防することにもつながります。
また、塩分などの制限がある場合は、それも利用者に伝えてください。
伝えていないと「料理がまずい」などのクレームになってしまう場合も考えられるからです。
訪問介護で料理をする際に、メニューを利用者に伝え、味付けやごはんの硬さなどの好みはあるか聞いてみたり、味付けだけ利用者にしてもらうのも一つの方法です。
また、他のスタッフや責任者に料理で困っていることを相談してみると、よいアドバイスがもらえるかもしれません。
③料理をする必要のない利用者に担当を変えてもらう
どうしても料理ができない、苦手という場合は、料理をする必要のない利用者に担当を変えてもらえるように、相談してみましょう。
料理が必要な利用者は、それが得意なヘルパーに担当してもらい、苦手なヘルパーは別の利用者の担当に回す、など融通を効かせてくれる可能性もあります。
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まとめ
ここまで、訪問ヘルパーは料理ができなくてはいけないのか、できない場合はどうしたら良いのかということについて解説してきましたが、いかがでしたか。
訪問介護のサービスは料理だけではありませんし、人にはそれぞれ得手、不得手があるものです。
料理に限らず、仕事で苦手なことがある場合、どうしたら良いか自分で考えたり、周囲のスタッフや責任者に正直に話してみることが大切です。
もし、現在の職場で、そのような相談をしても話を聞いてもらえないなどの問題がある場合は、ご自身の強みを発揮できる職場への転職を検討するのも一つの方法ではないでしょうか。
あなたがよりよい働き方ができるよう、お祈りしています。
今回は「料理が苦手なときの3つの対処法」について紹介してきましたが、
「コロナ禍で気をつけたい介助のポイント」についても以下の記事にまとめてあるので参考にどうぞ。
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