50代アラフィフにもなると子育ても一区切りがついて、自分のことにも目を向けられ、ホッとできる年代でもあります。
でも、ゆっくりホッとする暇はありません。
子どもたちは年を重ねるごとに成長していき、親であるあなたから離れていきますが、
その間にあなたの親御さんは年を重ねるごとに老いていきます。
「自分の親にかぎって・・・」なんて思っていませんか?
親の介護は突然、やってきます。
私の両親は今も健在で、父はバイクに乗って好きなところに出かけ、
母は趣味のゲートボールと旅行、孫とのふれあいを楽しみに過ごしてきましたが、
今から2年前、そんな生活を壊してしまう出来事が突然やってきました。
実家の空いている敷地に家を建てて、別棟同居をしていた妹からの電話。
「有馬温泉へ旅行に行っていた母が旅館の脱衣場で倒れた」
この時は、詳しい事情がわからいまま、とりあえず病院に運ばれたということだったので、
仕事が終わったら病院に行くとだけ伝えて仕事に戻りました。
仕事を終えて病院にかけつけ、聞かされた症状は、
脳梗塞による左半身付随で治る見込みはほぼないという状況。
入院している母とは現実を受け入れてもらうように何度も何度も話しをしながら
今後の方針を決めていくことになりました。
病院に入院できるのは6ヶ月ということだったので、
この期間に母が退院した後にできるだけ自立した生活を送れるようにする必要がありました。
30年以上前に建てられた実家は思いのほか段差が多くあったので、実家の介護リフォームが必要になり、まずは介護認定を受けることからはじめました。
ケアマネージャーを紹介してもらい、介護認定や助成金を使った介護リフォームの申請手続き、介護ベットやリハビリを含めた介護サービスの提案などさまざまなことを相談していきました。
そのおかげで入院してから6ヶ月後には、介護リフォームもできあがり介護ベットや介護サービスの手続きも終えることができたのです。
それから2年が経過した今では、母は少しづつですが前向きに日々を送れるようになり、
孫との触れ合いや読書を楽しみながら日々を過ごせることができています。
私の場合は、実家の敷地内に妹夫婦が別棟同居してくれていたこと、義弟が介護職についていたこと、自分が介護リフォームの仕事をしていたことなどがあり、兄弟で分担しながらがんばらずにスロー介護ができていますが、このようなケースは非常にマレではないかと思っています。
そこで、自分自身の介護経験や介護リフォームの経験が少しでもあなたのお役にたてればと考え、このブログをはじめることにしました。
このブログでは、介護保険や介護サービス、介護リフォームや助成金の活用方法、親の介護を兄弟でするときの注意点や介護施設の利用方法など、きたるべき介護に備えるための情報をお届けしていますので、これから親の介護を考えるときの参考にしてみてください。
今回は「ブログへの想い」について紹介してきましたが、
「運営者情報」についての記事にまとめてあるので参考にどうぞ。
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